涙は、眼の表面を常時カバーしていますが、涙の分泌量の減少や涙そのものの質の変化で、眼を潤す力が低下することがあります。この状態をドライアイと呼び、日本では 1000 万人ものドライアイ患者がいると推測されています。
症状としては、眼の乾燥感、痛み、まぶしく感じるなどがありますが、ほとんどの人が単なる疲れ目と考えて、病気として自覚がされにくいというのが問題です。
原因は、パソコンなどのモニタを長時間見つめている、空気の乾燥、仕事疲れ、ストレスなどさまざまで、加齢による涙分泌量の減少も一つの原因です。膠原病やシェーグレン症候群など他の病気が原因の場合もあります。
点眼薬により症状が緩和されるので、気軽に医師の診断を受けるとよいでしょう。また、生活習慣や仕事の環境を見直すことも、ドライアイ対策には重要です。 |