左右の視力が著しく異なる状態を不同視といいます。不同視には、右目が遠視で左目が近視などの異種不同視と、両眼とも近視であっても 0.8 と 0.02 など左右の視力に大きな差のある同種不同視があります。
不同視は、視力の弱い方の眼を使わなくなるため、弱視になりやすくなります。特に視力の発達する乳幼児期の子どもの場合、片目を使わないと立体視ができにくくなってしまうことがあります。成人になっても 3D 画像が見えにくい人は、幼児期に不同視弱視となった疑いがあります。成人になっても、寝転んで本を読むなど、それぞれの目と対象物の距離が異なる状態を続けると、不同視の原因となることがあるといわれます。
いずれにしても、できるだけ早期に発見し、眼鏡などで適正に矯正する必要があります。 |